2007年10月03日


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早大時代は個性的な友人に恵まれて幸福だった。

それでも入学当初は迷える子羊を誘うがごとく新興宗教に入り込んだこともあったが、良き友人の導きによって、フルトヴェングラー研究会に入った。

3年生の時幹事長になり、サークルを大学公認に昇格させた。

入学式の時に奥島総長が言ったように、早稲田に豊穣の海を見出すか、不毛の砂漠に彷徨うかは全て本人次第である。

今思えば私は充実した大学生活を送ることができたと思う。何せ卒業論文まで好きなクラシック音楽、それもフルトヴェングラーについて書くことができたのだから。

色々あったけれども文句なしである。

大学を卒業してからは職業を転々として、イタリアにも行ったりして、今現在は帰省している。


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それから私は東京の早稲田予備校の寮で浪人生活を送った。

ところがその予備校の指導方針が私に合わなかったと感じた。それでも元々できる奴は自分で勉強して開拓していくのであるが、私は行き詰っていた。

そこへ親友が代々木ゼミナールを紹介してくれた。

代ゼミの人気講師陣は違った。つまらない受験勉強を通して人生を語るのだった。

私は填まりこんだ。そのまま二浪目は代ゼミで過ごし、晴れて念願の早稲田大学文学部に合格した。


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2007年10月02日


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純粋だった私の心は荒れ狂った。夜中自転車で遠くまで徘徊した。

家に帰ったら、シューマンの「詩人の恋」をフィッシャー=ディースカウ(バリトン)とエッシェンバッハ(ピアノ)でむさぼるように聴いた。

私は詩人になった。ハイネの詩を追体験した。後で思えばシューマンやハイネの意図する詩人はもっと大人の恋だったのだろうけれども。

当然受験は玉砕である。まぁ第一志望校(早稲田)しか受けなかったから仕方ないが…。

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ところがである。高校3年の夏休みに両親の縁でたまたま家庭教師を頼むことになった。女性だった。早稲田大学の1年生。憧れの第一志望校である。ルックスがまた私のストライクゾーンのど真ん中だった。一目ぼれしてしまった。これでは勉強にならない。

今思えば与えられた宿題を形だけ一日10時間位こなしただけだったといえようか。教えてもらう時間はほとんどデート気分である。とはいえ生真面目な性格だったので、怠けてるつもりは毛頭ない。

しかし夏休みは当然終わりの時が来る。当然彼女は東京へ帰ってしまう。最後の日、母が運転する車で駅まで送って、その去りようを見て切なくてたまらなくなった。帰宅しても当然勉強どころの騒ぎではない。彼女にラヴレターを書く決心をした。それこそ熱烈な思いを込めて書いて送った。結果は火を見るより明らかである。

「私は他に好きな人がいます。」


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2007年10月01日


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色々と音楽評論文を(卒論も含めて)書いてきたが、「優れたCDを挙げろ」と言われて選出するのは、大変な難問である。これがよくある雑誌の採点ものだったら案外すっきり割り切れるのだと思うが、「好きなCDも含めて」というのであれば多少ニュアンスは異なり、自らの感性を中心にして考えることができる。

ここでの目的は、どこまでも「優れた〜」を選ぶことであるが、それと「好きな〜」とがある程度一致するとしても、勿論それで全てという訳ではない。それにそれぞれの古典の名演奏に順位をつけるなどというのは、もともと不可能なことなのだが、遊び気分で一応挙げる(それでも真剣に!)だけのことである。

どんな場合でもそうであるが、「好き」であることの順位などは、その日その時で変わることがあっても不思議ではないのだと思う。とはいえ、選出するものは「私の琴線に触れる」ものばかりで、このブログを読んでくれる方々にも共感してもらいたいものばかりである。

まぁ読んで頂ければ、私が特に選り好みをせず、作曲家のジャンルも演奏家のそれも、それなりに聴きこんでる奴だと納得して頂けると思う。まず、私が長年傾倒しており、初心者の多くの方に耳慣れないユニークな作曲家について、紹介を含め持論を展開させて頂く。

ブルックナーへ

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何だかこれまで書いてきた文章は余りにも構えすぎていて、もっとブログなんだから「徒然なるままに」記しても良いのではないかという気がしてきた。

ブログにしては特殊性に染まりすぎている。これでは読んでもらえるのも読んでもらえない。読者も著者の略歴も知らないで読むのは、ラベルの分からないワインを飲んでいるようで、安心できないだろうから、簡単に自己紹介させて頂く。

私は1974年、熊本県天草郡(現上天草市)生まれ。地元の公立小学校を卒業した。割と運動神経が良い少年でクラス委員などもやる活発な少年であった。卒業写真には「尊敬する人」→「ヘルベルト・フォン・カラヤン」、「将来なりたい職業」→「指揮者」という極めて無邪気な少年だった。

中学校から熊本市に移住した(両親は公務員)。これは両親が熊本市の県立のトップクラス校に入学させるためで、中学時代は塾に通ったり、家庭教師に教えてもらったりと結構それなりに勉強したつもりだったのだが(直前の模試でも成績優秀者の載った)、志望校に落ちてしまった(どうもこの頃から私の人生は狂い始めてたようである)。あがり症のためである(多分)。

やむなく某私立大学の附属高校に通うことになった私は、いきなり担任の教師からこう言われた。「公立に落ちたことは忘れてしまいなさい。これまでもそうした人が充実した高校生活を送ってきてます。」私は納得がいかなかった。なぜなら周囲の生徒で校風に馴染んでいった奴等は、ただその日が良ければそれで良し、遊んでいるようにしか映らなかったからである。

私は流されそうになりながらも、青山学院出の教師の触発や、有名な和田秀樹の「偏差値50からでも早慶に受かる法」を読んで一発逆転を虎視眈々と狙っていた。ちなみに6歳から習っていたピアノもこの頃やめてしまった。

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2007年09月30日


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ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886〜1954)

1886年生まれ、鬼神のような演奏により絶対的な人気を誇るドイツの指揮者。ベルリン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ウィーン・フィルの常任指揮者を歴任。ヒンデミット事件やナチスの戦犯裁判など時代に翻弄された気の毒なエピソードを持つ。

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2007年09月29日


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アルトゥーロ・トスカニーニ(1867〜1957)

1867年イタリアに生まれる。イタリア各地のオペラ座で名を上げ、ミラノ・スカラ座を中心に活動、さらにアメリカへも足を伸ばし、メトロポリタン歌劇場やニューヨーク・フィルの指揮台に立った。また1930年後半からはNBC交響楽団を指揮し、レコーディングを行ない85歳まで活躍。1957年没、享年89歳。

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