2007年10月07日

ブルックナー


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ここでまず強調しておきたいのは、作曲家を解釈する演奏家の問題についてであり、これについては後々私のブログのテーマになるのだが、特にブルックナーの演奏についてで、特にブルックナーはナイーヴなのだ。演奏家によって生きも死にもする。それがただ単に凄い指揮者と優秀なオケだと名演奏になりえるとは必ずしも限らない点がユニークなのである。

私は、一時期まで宇野功芳氏の批評に全面的に賛同であった。しかし最近になって宇野氏が批判するフルトヴェングラーやカラヤンのブルックナー演奏にも素直に感動できるようになった。前者の精神性の高さと深さ、後者の良く彫琢された美しい表現も、ブルックナーは許容しうるだけの懐の深さはある作曲家ではないだろうか。

とはいえ、大自然の寂寥と人間の孤独を表現したブルックナーは、ドライな感情の人間には演奏できるか甚だ疑問であるし、即物的な演奏態度によっては必ずしもその本質を具現しない。徹底的に心象の世界の音楽だからである。そこで、私は以下のような基本的な考え方を変えていない。

1 厳しい客観性をもち、効果を狙いすぎず、あるがままを再現する。

2 透明な音感と、響きの透明度が必要。

3 「詩情」がほしい。

ブルックナーの名演へ

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コメント一覧

1. Posted by arrau    2008年02月02日 19:47
カラヤン、ウイーン・フィルのブル9のDVDが再発されるのを鶴首して待っていたが、既に演奏の素晴らしさを知っているのに、待っていたのには理由がひとつある。
従来のDVD、LD、CDではいずれも1楽章冒頭がホルンの強奏までオフマイクで、その後からオンマイクで最後まで進行するので、音量レベルに毎回嫌な思いをさせられていたのだが、それが何とか解消されないかと願っていたからである。
それが、今回冒頭からオンマイクで音が流れてきたのを聴いた時の嬉しさ。少々高いですが、是非買い直しをお奨めします。
2. Posted by 和田    2008年02月02日 20:16
1楽章冒頭のホルンはシューリヒト/ウィーン・フィルを凌駕する美しさというのは想像できないなー。

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