2007年10月10日

時代の好尚


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。

突然マーラーの話題に触れたのは、時代の好尚がフルトヴェングラーの生存時(1886〜1954)とは別の方向に向かっていったからである。

彼の生きていた時代は、吉田秀和氏の表現を借りれば、ベートーヴェンが太陽のような中心的位置を占め、その周りをシューベルト、シューマン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームスといった天才たちが、惑星のごとく回転しながら輝かしい音楽の体系が形成がされるといった認識が正統とされていた。

しかし、前世紀後半から、俗に「マーラー・ブーム」といわれたように、かつてのベートーヴェンの「第5」シンフォニーが、コンサート会場においてもレコードにおいても、高い人気を誇っていた時代は過ぎ去った。

「苦悩から歓喜へ」もうそういう風に素直に感動しきれなくなったのが現代人なのかもしれない。筋書き通りのドラマは現実感を覚えない人が増えているのだろうか。

とはいえまだ新たな時代の好尚が造られているとは言いがたい。


ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 16:59コメント(0)トラックバック(1) 

トラックバックURL

トラックバック一覧

1. ジャズの新伝承派  [ 富久亭日乗 ]   2007年12月06日 20:31
ジャズクラリネット奏者の谷口英治さんに ジャズの歴史をうかがった。  1900年ごろラグタイムなどから発生したジャズは ニューオーリンズの黒人を中心に発達、 デキシーランドに広がり、 白人中心のスイングも誕生した。  やがて1940年代のモダンジャズの時代を迎...

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ