2007年10月18日

巨匠性


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過去300年をこえるヨーロッパ音楽、つまりクラシック音楽は、その中枢のヨーロッパ大陸ですら黄昏を迎えつつあるかに見えるのが現状である。

そこで物故した大指揮者の遺した名演奏を聴いて、その芸風に感動し、そのドイツ的精神性(フルトヴェングラー)や、完璧な統制による音楽の充実感と歌謡性(トスカニーニ)を感じ取ることは、音楽体験のかなり重要な部分である。

しかし、彼らと同時代に生きた人間でさえ驚く「極東」でのフルトヴェングラー受容はほとんど神がかりに近い。

貧弱というもおろかな放送録音をもとにしたCDでその巨匠性を云々したり、数種どころか十数種を越えるベートーヴェンの「第5」交響曲を比較検討し、返す力で「現代の指揮者はまだ子供」などとやるのは、趣味の世界の話とはいえ、あまり良い「趣味」とはいえない。

他の指揮者であることが証明されている録音(「新世界より」等)が発売されるというのも破廉恥行為であった。

神話や作り話が多いことは、巨匠性の証明でもあるが、再考の余地はまだ残されている。


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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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