2007年10月29日

フルトヴェングラーの指揮の特徴


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。

  

そういうフルトヴェングラーの指揮の特徴は、テンポにせよ、リズムにせよ、ダイナミックにせよ、旋律の歌わせ方にせよ、どれをとってみても、それだけで独立した単位としてではなく、みなほかのものと有機的につながり、総合的にはたらくものとして捉えられながら、自由に流れてゆく点にあった。

それが特に目覚ましい成果を残したのは、性格の違った楽節と楽節の間をつなぐ時のやり方である。一つの楽想が終わり、次のそれが始まる間の経過の扱いのなかでのテンポの緩急やダイナミックの増減の仕方などには、驚くべき自由さがあり、しかも全体を見事につなげるという点で、驚くべき独創性がみられた。

それが彼のベートーヴェンを、がっちりした構成の枠をもちながら、硬直した無機的な感じを与えるものが皆無な演奏にし、彼のブラームスを、至るところでルバートが顔を出し、しきりと歌とリズムの間で交代がありながら、全体として安定した構成に支えられた音楽にする原因となった。

ベートーヴェンの「第9」、シューマンの「第4」、ブラームスの「第4」といった交響曲で、彼が不滅の名演を残したのは、対象となった音楽の構造と彼の音楽的特性とが、他のやり方では達成されない素晴らしい調和に達したからだ。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 11:36コメント(0)トラックバック(0)フルトヴェングラー  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ