2007年11月12日

ドイツ(ゲルマン)音楽の形成


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。

ゲルマン芸術が、まず何よりも理念、観念の芸術(あるいは哲学的芸術)であるのは、ロマン派以降の大きな特徴であるが、それを具現するために音楽家が行う和声的処理は、音楽の微妙な変化やそれに伴ういわゆる「アウフヘーベン(止揚)された音」を生み出す。

その結果、伝統的なゲルマン的表現様式は、まるで「アゴーギグの音楽」とでも呼ぶべき様相を呈するのである。これはイタリアの「イン・テンポ(テンポを動かさないで旋律を豊かに歌いあげること。イタリア・オペラで用いられる)とコル・カント(歌に合わせて)の音」とは対極をなす音楽語法であった。

フルトヴェングラーとトスカニーニの語法の差は、すなわちゲルマンとイタリアの差であったわけである。ここで問題とすべきは、この二人の巨匠の登場と相前後して、この二つの対極化した語法のクロス・オーヴァー化が始まったのである。

イタリア・オペラ(特にヴェルディ以前のワーグナーに「汚染」される前のイタリア・オペラの世界)が、確固たる様式美を保っていたのに対して、ドイツ音楽は伝統的語法に様々な異なる要素を導入しつつ変化してきた。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 19:10コメント(0)トラックバック(0)フルトヴェングラー | トスカニーニ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ