2007年11月15日

フルトヴェングラーとブラームス(続き)


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フルトヴェングラーの母親アーデルハイドは、ブラームスが最も大切な親友と考えていた優秀な古典学者グスタフ・ヴェントの娘であった。ブラームスの音楽に対するフルトヴェングラーの讃仰と愛は、その母の影響によるところが少なくないのであろう。

しかし若い頃からドイツ理想主義の精神を家庭教師による緻密で高度な教育などでしっかりと植えつけられたフルトヴェングラーにとって、本来、ベートーヴェン、ワーグナー、ブラームス、R・シュトラウスの音楽は決して疎遠ではありえないものだったのである。

ブラームスについて彼は、この作曲家の音楽が純粋にドイツ的、ゲルマン的であることを高く評価しており、次のように述べている。

「ブラームスの芸術は、純真で、素朴で、つねに人間的だった。彼は、徹底して自然のままでありながら、徹底的に自分自身を保持する意志力も持っていた。ブラームスの芸術は、最後のドイツ的な作曲家として、ワーグナーと並ぶ世界的評価を得ることができた。それは、完全にドイツ的であり、しかもきわめて非妥協的であったにもかかわらず、むしろそれゆえに、名声を勝ち得たのである。」(フルトヴェングラー著『音と言葉』芳賀壇訳、新潮社版、「ブラームスと今日の危機」より)

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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