2007年11月16日

フルトヴェングラーの演奏するブラームス


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フルトヴェングラーのブラームス演奏は、彼の芸術形成の時代的背景に照らしても当然のことながら、多分にロマン的である。

しかもフルトヴェングラー自身のもつロマン性がブラームスの音楽の特質と完全に適合しているから、その演奏は例えようもなく素晴らしく感動的であり、同時に全く彼独特のものといえる。

前記の『音と言葉』の引用文にあやかるならば、フルトヴェングラーの演奏は徹底してブラームスそのままでありながら、徹底的にフルトヴェングラー流のものであった。

それゆえフルトヴェングラーの演奏するブラームスには、まるで自分自身の曲を演奏しているかのような自然さがあふれている。

それは、ブラームスの交響的発想がフルトヴェングラー自身のロマンティックな基盤と合一しているからに違いない。

楽想の一つ一つが必然的な共感をもって歌い出され、少しの違和感もない緩急法を得て、実在的な感覚を具現している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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