2007年11月13日
バロックオーケストラの結成
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1970年代の後半から、オリジナル楽器によるオーケストラ、いわゆるバロックオーケストラの結成が相次いだ。
例えば、トン・コープマンのアムステルダム・バロックオーケストラ、クリストファー・ホグウッドのアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック、フランス・ブリュッヘンの18世紀オーケストラなどである。
それまで、室内楽にとどまっていた古楽器奏者たちが、時代とジャンルの新たな可能性を求めて、様々な分野に着手しはじめていた。
オーケストラの分野だけでなく、バロックオペラの領域などに、器楽、声楽、舞踏、演劇、時代考証などの隣接する分野の共同作業のもとに、単に音楽を欲するのでなく、音楽空間ひいてはバロック空間を再構築しようという動きである。
1960年代以降の名手たちの活動による第2次古楽ブームでは、現代に生きる音楽としての「古楽」の位置が確実となった。
それには、古楽器の名手たち、例えば、レオンハルト、アーノンクール、クイケン兄弟、F・ブリュッヘン、トン・コープマンらのそれぞれの音楽性と魅力も大きな力となったことは言うまでもない。
もちろん、特に日本では、営業的には、ミュンヒンガーやイ・ムジチやパイヤールが、バロックブームの主導権を握り、多くの観客を動員したのであるが。
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