2007年12月14日

クレンペラーのマーラー:「大地の歌」


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「大地の歌」は1967年に発売されて以来、この交響曲の最高の演奏のひとつとして評価されていたものである。

この交響曲は、たとえば中国の詩人の詩(ドイツ語訳)を歌詞にもっていたり、全部で6つの楽章から構成されるなどを数えあげれば、ずいぶん異形の作品といえるが、クレンペラーによる再現のしかたも、作品に勝るとも劣らないほど異形の性格だ。

濃厚な色彩感とたくましい骨格とで、大胆きわまりなく表現されていく、武骨であらあらしい性格の演奏と形容することができよう。

それでいて各表現がじっくりと自己沈潜し、深い部分でこの交響曲の本質的部分に呼応しあっている様子は、一気に聴いてもたいそうスリリング。

歌手にルートヴィヒとヴンダーリヒという美声を得て、歌唱の面でも充実しており、クレンペラーの表現も彼のマーラー演奏では抜群のもの。

ここでは詩情と諦念に満ちた曲の真髄が明らかにされ、オーケストラと人の声とが見事な一体感をつくっている。

しかも「告別」に至る全6楽章の推移が実に自然である。

クレンペラーという指揮者がいかに深い部分でマーラーを理解していたかを、雄弁に物語る出来といえよう。

厳しい筆致と深い楽譜の読みは、マーラー直伝の指揮者ならではの強みであろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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