2007年12月15日

カラヤン&ベルリン・フィルのビゼー:《アルルの女》組曲 、《カルメン》組曲


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カラヤンは同一作品を回を重ねて録音したことで知られるが、これは1970年の、まさにカラヤン&ベルリン・フィルが最絶頂期を謳歌していた頃の録音であり、所謂「カラヤンサウンド」が全篇に満ち満ちた演奏である。

それだけにカラヤンがみせる執念と集中力はたいへんなもので、手になれた作品を扱いながら手を抜いたところは少しもない。

演奏はフランス的な香りにはやや欠けるが、オーケストラの卓越したうまさと、カラヤン一流の緻密な設計と巧妙な演出が光るもので、その豊かな表現力には舌を巻く。

彼の指揮した舞台の付随音楽は天下一品といってよく、この《カルメン》組曲の「前奏曲」など、まさに幕あきの音楽にふさわしい劇場風の華やかな気分にあふれている。

《アルルの女》もクリュイタンス盤の牙城に肉薄するすぐれた演奏で、カラヤンはこの組曲を一編の田園風物詩というよりも、むしろ、起伏にとんだ規模の大きな交響詩のように扱っている。

文句のつけようのない卓越した演奏で、カラヤンの卓抜な棒がそれぞれの曲の性格をくっきりと浮き彫りにしている。

その表現は自信に満ちており、どの曲もまことによく彫琢されていて、南欧特有の陽光に包まれた情緒を豊かに匂わせている。

第1組曲の「前奏曲」の中間から後半にかけてや、「アダージェット」「カリヨン」など、いずれも、その演出は巧妙をきわめたもので、まさにカラヤンの至芸といってよい名演奏だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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