2007年12月20日

シューリヒト&ウィーン・フィルのブル5(1963年ライヴ)


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"端麗辛口"、これがこの指揮者の一般的な認識であり、、私個人の見解も同様だった。

しかし、最近になってゾロゾロと出てくるシューリヒトのライヴ録音には恐ろしく大胆で濃厚な演奏も多く、「この指揮者は一体何なのだ。」というのが最近の印象だ。

最近登場したこのブルックナーの交響曲第5番も、認識を全く新たにさせるものだ。

全体にコントラストの明快な、厳しい表現のブルックナーである。

むろんシューリヒトは、音楽のかたちを崩すことはなく、大きな息づかいの中に、独自の細かい表情付けもある。

第1楽章の第2主題や第2楽章などには、感興を湛えた音楽のノリとうねりがあり、第3楽章は激烈な表情が速いテンポで連続している。

終楽章では旋律を感興豊かに歌わせながら、壮麗な音楽をつくる。

コーダがことのほか素晴らしく、金管も凄い。

ともかく、この曲にこれだけ自在なテンポの変化を加えたのはフルトヴェングラー以来ではなかろうか。

しかも、シューリヒトの場合には基本的な響きがきりりと締まっているために、フルトヴェングラーのようなくどさがない。

しかも、時おり見せるようなオーケストラの牙をむくような鋭さも圧巻である。

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classicalmusic at 12:57コメント(2)トラックバック(0)ブルックナー | シューリヒト 

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コメント一覧

1. Posted by kikuy1113   2008年03月25日 20:29
これがウィーン・フィルだったら、バイエルン放送SO.だったら、などとつい考えてしまったことは確かです。ハーグのオーケストラの必死の演奏は結構インパクトがありましたが、繰り返して聴くには果たしてどうだったですかねえ。まあ40年も前の話ですけどね。
この5番は知りません。あまり5番が素敵だと思えたことがないもので、、、シューリヒトではどうだったんでしょう。小味な感じの指揮者でしたから。
ウィーン・フィルの8番、9番は得意の味付けには乏しいが、それでも良かった!
2. Posted by 和田   2008年03月25日 20:35
シューリヒト/ウィーン・フィルの演奏は一聴をおすすめします。シューリヒトに対する印象が変わるかもしれません。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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