2007年12月22日

ストラヴィンスキーの3大バレエ決定盤


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ブーレーズのストラヴィンスキーは後年の洗練され円熟した演奏よりも、エネルギッシュで野性味のある旧盤を採りたい。

ブーレーズは作曲家としての厳しい目でスコアを徹底的に分析し、それを自分のものとしたうえで作品のなかから豊かな音楽を引き出す。

その棒は実に切れ味がよく鋭い。

「春の祭典」は作曲家としてのブーレーズ一流の鋭い眼力で、あの難解なスコアを徹底的に分析して演奏したもの。

迫力に満ちた劇的な演奏で、リズムの扱いがうまく、第2部の「選ばれた乙女への賛美」から「終曲」にかけての逞しく力強い表現に圧倒されてしまう。

また「ペトルーシュカ」は、四管編成の1911年版を用いた演奏で、録音もよいせいか、その絢爛たる音の洪水に圧倒されてしまう。

ブーレーズの棒は実に歯切れがよく、明快率直に表現しているが、決してドライといった感じではなく、各場の情景の描き方は、驚くほどきまこまやかで、明暗の度合いをくっきり浮き彫りにしている。

特に第3場の「ムーア人の部屋」は、よい出来栄えである。

「火の鳥」はブーレーズの綿密な設計力と楽譜の読みの深さの光る名演で、彼はスコアを克明に分析し、ひとつひとつの音のもつ意味をよく考えながら、このバレエのロシア的な民族色を色濃く表出している。

ことに「王女たちのロンド」と「子守歌」は素晴らしい。

「火の鳥」とカップリングされたバルトークの「中国の不思議な役人」も全編に緊張感のあふれた大変充実した演奏で、ブーレーズならではの演出のうまさである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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