2007年12月24日

カラヤン&ウィーン・フィルのホルスト:組曲「惑星」


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「惑星ブーム」の火付け役となった名盤。 

ステレオ初期に「惑星ブーム」をつくったのはカラヤンで、彼が採り上げたということで、結果的に《惑星》は今日のようにポピュラー名曲の仲間入りを果たした。

それまではボールトやサージェントといったイギリス人の指揮者の専売の感があった。

そこへ人気実力ナンバー・ワンのカラヤンが、満を持して録音したことで急速に人気曲になったのである。

独墺系の指揮者の演奏によって、曲の人気が決定するというのは、日本のクラシック界のパターンである。

そして《惑星》は世界中の指揮者が、喜んで採り上げる唯一のイギリス音楽の地位を獲得した。

この一例を思い起こしても、いかにカラヤンという名のブランドが、すさまじいブランド力を持っていたかが分かるだろう。

恐らく当時のレコード・ファンは、カラヤンの新曲ぐらいに受け止めていたのだろう。

カラヤンは比類のない巧緻な演出で、それぞれの曲の性格を的確に描き分け、この組曲の持ち味をあますところなく表出している。

ことに、力強く熱っぽい表現の「火星」や、夢幻的な世界を絶妙に描いた「海王星」などは、まことに見事だ。

ウィーン・フィルもカラヤンの意図を徹底し、変化に富んだ、そしてきりりと引き締まった見事な演奏を行っている。

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classicalmusic at 15:39コメント(6)トラックバック(0)ホルスト | カラヤン 

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コメント一覧

1. Posted by ongakutoha   2011年01月10日 15:30
5 はじめまして。

私が音楽に真にのめり込むきっかけとなったのが、カラヤンの惑星(新盤)でした。
惑星は、その指揮者、オケの特徴がすごく出るので、演奏者の違いを意識するようになりました。

メータ(旧)->バーンスタイン->レヴァイン->カラヤン(旧)->メータ(新)->カラヤン(新)->・・・と聴いてきましたが、初めてカラヤン(新盤)を聴いた時にはその良さが全く解らず放置。その後も、1ヶ月に一回位のペースで聴いては放置を繰り返してきました。
ある時、曲の真髄をえぐり出す表現がそこにはある、一音一音にまでカラヤンの意志のようなものがゆき届いているということに突然気付き、開眼とでもいうのか、音楽全ての聴き方、価値観が一変させられました。存在理由のようなものを音楽に求めるようになったのです。
また、芸術すべてに共通の「何か」に気付く事にもなりました。

管理人様にも、この様な体験があったように思います。宜しければ、いつごろ、どんなふうに「それ」が訪れたのかを教えて貰えないでしょうか。私は教師をしているのですが、子供達にも、その「何か」を感じさせてあげたいのです。
2. Posted by 和田   2011年01月10日 18:21
私の場合、まだ年齢が一桁の頃、フルトヴェングラーのベートーヴェンに圧倒されました。
フルトヴェングラーはベートーヴェンと同じ水準で彼の作品を追体験し、彼の作品がたった今生まれたかのように再創造します。
「再現ではなくて再創造なのだ」と彼自身語っているように、スコアを仲介として新しい音楽を創り出したのです。
ほんとうに心を打つ名演奏というのは、これから何十年経っても、決して光を失いません。
むしろ聴くたびに新鮮な感銘を与えてくれます。
そして私は、同曲異演盤を集めまくりました。
私にとって、音楽は心の糧になったのです。
3. Posted by ongakutoha   2011年01月10日 22:22
5 >聴く度に新鮮な感銘

本当にその通りだと思います。だからこそ、昨今の日本の使い捨てのような音楽シーンに、微力ながら問題提起をしていきたいのです。
学校で軽いアンケートをしてみたところ、高校生でもビートルズの4人の名前が分からない人が多数。
ブルース、ジャズ、クラシック指揮者などの代表的な人すら知らない。
これでは、何のために小・中学校で音楽の授業があるのか分かりません。

「良いもの」をずっと残していける、生み出せる未来にしていきたいですね。
4. Posted by 和田   2011年01月11日 12:32
ongakutohaさんくらいに音楽の造詣が深いと、もはや流行歌の歌謡曲なぞ聴いていてつまらなくなってしまうことでしょうね。
残念ながら、昨今の演奏家は昔と比べて小粒になりました。私はコンサートに行く機会も減り、たとえモノーラル録音でも家のオーディオで聴いて新たな感銘を受けるという日々です。
しかし、ビートルズの4人の名前も分からないとは酷い状況ですね(笑)。
5. Posted by Kasshini   2016年08月11日 12:58
この音源は最近手に入れました。ハイレゾ、SACDはそう遠くないうちに手を付けるかもしれません。
キッカケは、故郷と言っても方向が違いますが、長岡花火のフェニックスからです。BGMが平原綾香のJupiter.
火星は、後のスターウォーズのマーチの原型とか、金星、木星にうっとり、ホルストお気に入りの土星も、オーケストレーションで最も進歩的な海王星もよかったです。
ボールトと一度セッションしたくらいのWPh。カラヤンとこのコンビで録音から2か月後にバレエ公演。ともに解釈が試行錯誤。結果として、美音のためならアインザッツずれてもいいというWPhという意志が出た結果、カラヤンらしい重厚華麗でアメオケ的な輝かしさを持ちつつも、アインザッツのずれゆえの粗さがあっても、潤いやこのオケ特有の美音が前面に出た録音になっていて、世界でヒットして流れが変わったのもわかる気がしました。録音芸術の意味を考えさせてくれました。
6. Posted by 和田   2016年08月11日 18:06
惑星は、今でこそポピュラーな名曲として演奏されていますが、カラヤン&ウィーン・フィル盤はこの曲をヒットさせた画期的な録音ですね。
今でも英デッカの優秀録音によって、少しも古びず、突出した出来ばえだと思います。
裏名盤ガイドに「もしチェリビダッケが演奏していたら…」とありましたが、確かに凄い演奏になっていただろうと想像をかきたてられます。
ボールトの滋味のある録音も忘れ難いですが、レヴァインがシカゴ響を振った盤は、オーケストラ演奏の新しい醍醐味を味わえ、絢爛たる音のスペクタクルに目も眩む思いがしました。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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