2007年12月26日
小澤のマーラー:交響曲第1番「巨人」
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旧盤は旋律の自然な流動感も快く、みずみずしい感覚美と端正な造形美を両立させた演奏だ。
ボストン響のアンサンブルも美しく洗練され、この青春を描いた曲にふさわしい。
ここで採用されているのは「花の章」はラトルも録音していたが、小澤の表現が最高だ。
しなやかに歌い、爽快に起伏する演奏で、この楽章に続いて現行の第2楽章が現れる新鮮な印象は、やはり素晴らしいと思う。
再録音は、細部はいっそう彫琢されている。
第1楽章はすべてが明晰で点滅する各パートのつながりもよい。
第2楽章も躍動感が強く、音の動きには強靭さがある。
弦の表情にドイツ風ともいえる克明さを加えたことも好ましい。
第3楽章のゆとりのある表現も実に音楽的だ。
マーラーの管弦の色彩的効果が絶妙といえるほど美しく表出され、その美感は哀愁すら漂わせる。
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