2007年12月30日

レオンハルトのバッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻


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いずれもオランダのエディソン賞を受賞している銘盤。

第1巻はイギリスで1972年に製作された複製チェンバロ(18世紀モデル)を使用している。

チェンバロの機能に忠実な演奏を目指すレオンハルトは、独自の観点からテンポを設定しており、ゆったりと弾き進んでゆく。

信念を曲げず、考えた通り、信ずる通りにバッハを構築してゆく強い意思が、その演奏に一種の重みと風格を添えている。

作品自らのうちにそれ本来の魅力を語らせるレオンハルトの流儀がここでも生きている。

彼がチェンバロで演奏したバッハの中で最も説得力のあるものだ。

第2巻は西ドイツで1962年に制作された複製チェンバロ(18世紀モデル)を使用。

レオンハルトはチェンバロの機能に忠実な歴史的な演奏を志向しているだけに、独自の観点からテンポを設定しており、フーガおよびそれに先立つプレリュードという形式での彼のテンポ感覚は聴き手に違和感を与えず、充分納得させるものだ。

アーティキュレーションは吟味され、彫琢されて、意味深く演奏される。

個々のプレリュードには可能な限り明確な性格づけがなされ、フーガにはプレリュードと十分な対比がなされている。

各テクスチュアの描き分けの明晰さにも特筆すべきものがある。

これは彼のバッハ演奏の意図が最も抵抗なく受け入れられる演奏である。

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