2007年12月31日
ロストロポーヴィチのドヴォルザーク:チェロ協奏曲
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第2回目の録音では、ロストロポーヴィチのソロが実に素朴でありながら、音楽の質としては純粋で、ターリッヒと完全に呼吸が合っている。
これこそ味わい深い、本物の音楽だ。
第6回目の録音では、カラヤン盤とはかなり世界が異なる。ロストロポーヴィチ50歳時の演奏。
ジュリーニ特有の懐の深い響きとスケールの大きい音楽の流れの中で、思いのままにロストロポーヴィチが泳ぎまわるといった風情。
詩情的、夢想的な雰囲気をこれほど醸し出した演奏はあるまい。
第7回目の録音はロストロポーヴィチ会心の円熟作である。
肩の力が抜けている分、音がぐんぐん伸び、低音の朗々たるところなど、まさに比類がない。
多用されるピアニッシモも人工的にはならず、表情の魔法のような変化が詩的で、聴く者の心を打つ。
小澤の指揮は音楽性が最高で、伴奏者としても敏感だ。
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