2022年08月27日

アンチ・カラヤンも押し黙ってしまう"万霊節"メモリアル・コンサート1984🙏🏿カラヤン&ベルリン・フィルのR.シュトラウス:メタモルフォーゼン(変容)&死と変容


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カラヤンのR.シュトラウス:《死と変容》及び《メタモルフォーゼン(変容)》は "万霊節"メモリアル・コンサート1984 があり、その全霊を傾けたような指揮と演奏は一見一聴に値する。

評価の高いカラヤンのR.シュトラウス演奏の中でも特に《メタモルフォーゼン》は秀抜で、この曲に対するカラヤンの傾倒の深さがはっきり示されている。

カラヤンは、R.シュトラウスが第2次世界大戦に敗れた祖国ドイツへの挽歌として書いたこの曲の曲想を余すところなく表出しており、暗鬱で悲痛な表現には強く心を打たれる。

この曲の暗鬱で、悲哀にみちた情感を、驚くほど見事に表出した演奏で、そのよく考え抜かれた巧妙な棒さばきには圧倒されてしまう。

ことに、中間部での、しだいに高揚していくあたりの設計の妙は、カラヤンならではのものといってよい。

また、カラヤンの意のままに動くベルリン・フィルの強靭な響きは、素晴らしい。

その流麗で精緻な表現は、晩年のカラヤンの美学の極致である。

比較的速めのテンポが、音楽的な緊張度の高さを印象づけている。

ベルリン・フィルは、アンサンブルにおいてもソロイスティックな技巧においても、さすがに卓越したものがある。

カラヤンは対位法的な書法に対しては、それほど明確な対比をみせず、むしろその多くを響きとして捉えながら、最も重要な個所でそれを浮き彫りにするという扱いもみせている。

構成的なまとまりも見逃せない。

カラヤンが《メタモルフォーゼン》と組み合わせた《死と変容》は、晩年の巨匠の芸術とR.シュトラウスの音楽への共感をきわめて美しく澄んだ表現によって伝えている。

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classicalmusic at 19:44コメント(0)R・シュトラウス | カラヤン 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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