2008年01月05日

シゲティのバッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ


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バッハ演奏の典型的なスタイルをうちたてたシゲティの代表盤として、後世に語り継がれるべき名盤だ。

テクニックは衰えているが、昔からとことんまで弾きこんできたシゲティならではの、確信にみちた解釈である。

このシゲティのスタイルをより万人向けにしたのが、別項で述べたシェリングの名演といえるかもしれない。

現在ではシゲティ以上に美しい響き、正確な音程を誇る演奏は少なくないし、もっと演出巧者な演奏はいくつもある。

にもかかわらずシゲティのバッハが求められるのは、なんといっても、バッハを見据え、バッハの世界に肉迫していったシゲティの真摯な姿勢が、聴き手をとらえて離さないからだろう。

このアルバムでもわかるように、ひたひたと押し寄せてくる力を内に秘めた演奏は、ちょっとやそっとで生みだせるものではない。

これほど作品の内面を深く見つめ、きびしく、鋭く、しかもあたたかく弾きあげた演奏というのは、ほかにない。

中でもソナタ第1番が秀逸だ。

アダージョとシチリアーノの何という深さ、激しいアクセントが意味を語るフーガ、自在な魂の乱舞を思わせるプレスト、すべてが最高のシゲティであり、最高のバッハである。

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classicalmusic at 16:16コメント(0)トラックバック(0)バッハ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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