2008年01月07日
ジュリアードSQのバルトーク:弦楽四重奏曲全集(新盤)
この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。
私はこのブログでいわゆる定評のある名盤というものを再確認するとともに、世間一般の評価と違うものを挙げて問題提起しているが、これもそのひとつ。
評論家先生方はみんなアルバン・ベルクだ。
しかし以前仲間と聴き比べした時、明らかにジュリアードの方がバルトークの核心に鋭く切り込んでいたように、はっきり聴こえた。
そのジュリアード弦楽四重奏団はバルトーク弦楽四重奏曲全集を3度録音しており、最も迫真力があるのは第2回目の録音だが、今は入手難ゆえ、第3回目の録音をここでは紹介する。
ジュリアード弦楽四重奏曲のバルトーク演奏は、緊密なアンサンブルを組みながら情緒面も尊重している。
その各人の情緒表現に統一があるために、どの曲も強い迫力を帯びた、表現力に富んだ音楽となり、6曲通して聴いてもマンネリズムにおちいることがない。
情緒だけを大切にするのではなく構成もはっきりしているので、どの曲も聴きごたえ十分だ。
ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング
フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室。