2008年01月07日

リパッティのグリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲


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ディヌ・リパッティは純粋に選ばれた音楽家であり、天成の詩人だとつくづく思う。

いずれも1950年に33歳で夭逝したリパッティの高い音楽性、その解釈にみられる知性と情熱のバランスのよさ、磨き抜かれた技巧を伝える貴重な記録だ。

ペダルを控え目に使った澄んだ響きは、他のピアニストの追随を許さない独特な雰囲気をもっている。

グリーグは特に形容する言葉もないほど。

録音こそ古いが、毅然たる端正な造形の中に立ちこめるデリケートなニュアンスと憩いの感情はまことに素晴らしい。

とりわけリパッティならではの清らかなタッチの冴えが、高雅で純潔な北欧の香気をまき散らすのである。

シューマンも同曲異演盤中最高の名演だ。

グリーグの翌年のレコーディングだが音が崩れて鈍く、今ひとつ彼の良さが伝わって来ない。

しかし演奏は、厳しい迫力とシューマンの夢を表出しており、さすがといえよう。

死の10ヶ月前に開いた最後のコンサートのライヴは、音は悪いが素晴らしく感動的だ。

表現は異常に痛烈で、悲劇的な訴えを持ち、厳しい気迫にあふれながら清らかな香りを失わず、感受性が音色に匂い出ている。

まさに魂の叫び声というにふさわしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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