2008年01月25日
音の身振りとは
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ある音の出し方、節のまわし方をすることによって、哀しみだの憧れだの深い精神性だのといった特定の気分がもたらされることがある。
そんな音の動きや表情を、芝居における仕草になぞらえて《身振り》と表現する。
この身振りは本来以心伝心と感じて楽しむものなのだろうが、国も違い時代も違えばなかなかそうもいかない。
勢い演奏者と聴き手の間に何らかの「約束ごと」が必要となってくる。
それを聴き取る能力は、しばしば、より深い感動を得るために身につけるべき知識教養として理解されている。
バッハの音楽におけるリヒターの指揮やチェンバロの演奏に、クラシック音楽の根っこにある《感動》の身振りを極めて典型的に聴きとることができる。
「マタイ受難曲」は、いささか芝居っ気が強すぎると思わせるほどに身振りが突出している。
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