2008年01月25日

旋法とは


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中心となる音と他の音との音程関係や、フレーズが終わるときの決まった音の動き方などの、グレゴリオ聖歌に見られる12の特徴的なパターンは「教会旋法」と呼ばれる。

聖歌自体を聴いてその各々のニュアンスの違いを聴き分けるのはほとんど暗号のように難しいが、ドビュッシーやストラヴィンスキーなど、響きに鋭敏な近現代の作曲家たちが、調性音楽煮詰まり状況の中、その長調や短調の音の動きと似て非なるところを拾い上げ、調性から少し離れて、和音のつなげ方やメロディ・ラインに巧みに取り入れた。

そのお陰で、このはるか昔の音の仕掛けが、新しい感覚をもたらすものとして耳に響くようになった。

ドリア、リディア、などの古代ギリシャに由来するその名前からして何やらファンタジックで、調性音楽のやたらすわりのいい落ち着き払った響きに馴れた耳には、その音はビッシリと密集した都会から思いがけず広いところへ出たように、涼やかでノーブルに響く。

少々地味だが、シベリウスの「交響曲第6番」は、冒頭のドリア旋法の響きが極めて印象深い佳品である。

ベルグルンド&ヘルシンキ・フィルの演奏が美しい。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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