2008年01月25日

ヘテロフォニーとは


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ヘテロフォニーとは、複数の奏者がお互いに入りのタイミングをずらしたり、装飾音をつけたりフェイク(メロディを崩しての演奏)したりと、それぞれ違うやり方でもとの形を変えながら同じメロディラインをたどっていく合奏のやり方や曲の作り方のこと。

最もプリミティヴな民族音楽はこの形をしているし、素人が声を合わせて偶然そうなることもある。

しかし細部の違う《同じもの》が互いに反応しながらより合わさるように進んでいくその響きには、訓練された音楽家たちがやると他の種類の音楽では得られないようなスリルがあり、時には呪術的にさえ聴こえる。

アジアや中近東の楽器伴奏の歌は多くこの形で演奏される。

大規模なものでは、インドネシアのガムラン音楽も、極めて高度で精緻な一種のヘテロフォニーと言えるかもしれない。

即興的な性格が強いせいか、西洋クラシック音楽にはその例が少ないが、中世の歌曲の伴奏と歌の関係はこれに近い。

現代では西村朗が、この手法の《濃密な》部分にこだわって曲を書いている。

「エイヴィアン[鳥]」と題されたCDには、そうしたコンセプトのもとに書かれた作品が集められている。

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classicalmusic at 16:30コメント(0)トラックバック(0)クラシック音楽用語解説  

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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