2008年01月27日

音列音楽とは


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ロマンや妄想がブクブクと膨れあがって調性という秩序を食い破り、音楽の形が果てしなく《自由》になり始めた時、旗頭のシェーンベルク先生、自由もいいけどやっぱり何かルールがないと先行きどんづまりじゃねぇか、など新規事業家よろしく覇権戦略めぐらして新たな秩序を仕立て上げ、多くの継承者を得ることに成功した。

その音楽は、1オクターヴ内の12の音が重複しないで1回ずつ登場するよう並べられた音の列が、前後ひっくり返されたり上下逆さまにされたりしてつなぎ合わされて構成される。

後の音の長さや強さなどの要素にも適用され複雑に組み合わされるようになったが、それら単位となる音の列が持つ性質が遺伝子のDNAのように音楽全体の構造や性格を決定することから、総じて音列音楽と呼ばれる。

ウェーベルンの「交響曲」やメシアンの「音価と強度のモード」、ブーレーズの「ル・マルトー・サン・メートル」などに、個々の音が独立してキラリと色を発するこの手法独特の響きの感触が聴ける。

自ら作曲するだけあって、音列音楽の演奏に関しては、ブーレーズが独壇場ともいうべきうまさを発揮する。

「ウェーベルン作品全集」が廃盤なのは残念だが、自作の「ル・マルトー・サン・メートル」など、響きがクールに冴えて耳をそば立てさせる。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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