2008年01月29日

クライバーンとは


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米ソ冷戦の真っ只中、一人の若いアメリカ人ピアニストが、チャイコフスキー・コンクールで優勝した。

その名はヴァン・クライバーン

米ソ両国で圧倒的な成功を収めた彼は、アメリカにとっては冷戦を打開するための、願ってもない音楽による親善大使だった。

ソ連のコンドラシンの指揮で録音したチャイコフスキーの協奏曲のLPは、無邪気な愛国心によって飛ぶように売れたが、音楽でイデオロギーの対立が解消されるなら苦労はない。

甲斐のないプロパガンダに嫌気がさしたのか、彼は東西対立の激化と共にいつしか音楽シーンから消え去った。

それから20年余り経って、冷戦の終結に合わせるかのように復活し、「オレはプロパガンダじゃない」と、1996年の春には来日公演すら行なった。

なるほど、クライバーンは昔も今も《ピアニスト》である。

しかし、あるのは過去の記憶ばかり。

しかも世の中は大きく変化してしまった。

彼はいわば《今浦島》である。

なお、上記の栄光のLPはCD化されて発売されている。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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