2008年01月31日
伝説の名演:オーヴェルニュの歌とは
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パリの南にある風光明媚なオーヴェルニュ高原。
そこに生まれたカントルーブは、故郷の民謡を採譜し、27曲からなる民謡集を発表した。
それが「オーヴェルニュの歌」である。
そのうち幾つかにはパステル調の淡く繊細なオケ伴奏がつき、素朴なメロディに美しくも幻想的な背景を作っている。
その歌はどこまでも無垢で清らかだ。
これを書いて名を残したのがカントルーブならば、これを歌って名を残したのはダヴラツである。
このユダヤ系ロシア人のソプラノ、写真もなければ詳しい経歴もあまり知られておらず、今どこでどうしているのかも分からない。
だがこの曲を歌うためだけに生まれてきたような、清楚でチャーミングな歌いぶり、そして澄み切った歌声は、その名を静かにしかしくっきりと刻みつける。
「オーヴェルニュの歌」とダヴラツ、それは一世一代の名品と名唱の、幸福な出会いなのである。
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コメント一覧
1. Posted by n 2013年05月21日 09:34
アップショウの CD を昨年買ったのですが S 音が耳障りでひたれません。若いころに買ったダヴラツの LP ではまったく気になりませんでした。やはり名演だったのですね。
2. Posted by 和田 2013年05月21日 11:35
nさん、コメントありがとうございます。
ダヴラツのオーヴェルニュの歌は、ほとんど唯一無二の名唱と言えるもので、あとは抜粋のロス・アンヘレスぐらいのものでしょう。
ダヴラツのオーヴェルニュの歌は、ほとんど唯一無二の名唱と言えるもので、あとは抜粋のロス・アンヘレスぐらいのものでしょう。