2008年02月01日
コンクールとは
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そこに参加する者が己の技を競い合い、第三者がその優劣を判定するショーがコンクール。
音楽にはあらゆるジャンルにわたってコンクールがあるが、有名なものにはショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクール、ロン・ティボー・コンクールなどがある。
いずれも盛況ではあるが、コンクールには、瞬時に消え去る音によって判定せねばならないという危うさがつきまとう。
そもそも一瞬の勝負ではその人の音楽家としての全能力が分ろうはずがない。
事実、優秀な成績を収めたところで、その後の名声が保証されるわけでなし、逆に優勝できなくたって、優勝した人よりはるかに豊かな才能を発揮している人はいくらでもいる。
ちなみにアルゲリッチはショパン・コンクールに優勝しなくとも今の活躍はあったろうし、大友直人はそんなものによらずに活躍している頼もしい指揮者である。
だからコンクールは必ずしも才能の証ではない。
でもそこで《賞》を取らなきゃ、ロクに音楽家として認めてくれない風土があるなら、《必要悪》と分かっていてもそれに賭けるしかないのである。
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