2008年02月04日

ピノックのバッハ/チェンバロ協奏曲全集


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数ある古楽器によるバッハのディスク中でも、屈指のものといってよい演奏である。

明敏さと明晰さ、テンポの適宜さと楽器のバランスの的確さ、どこをとっても実に見事に彫琢されており、ピノックの誘導には、古楽器の採用をことさら標榜するような強引さもなく、結果的に現代の我々の耳を十二分に充足させるだけの古楽ならではの魅力を浮き彫りにしているのである。

ピノックの解釈がソロばかりでなく、弦楽まではっきり示されている。

力強いリズム、豊かな弦の響きを生かしつつ、覇気あふれる指揮が1つ1つのフレーズから豊かなエネルギーを発散させる。

知性と感情のバランスが非常に優れた解釈は、新鮮な魅力に満ちている。

ソロは音色に艶がある上、表情豊か。

特にソロが活躍するパッセージでは、強い推進力で全体をリードする。

オーケストラも完璧な協奏ぶりで、その強い意志力と、勢いのある音楽は他に類を見ない。

極めて優秀な演奏である。

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classicalmusic at 09:03コメント(2)トラックバック(0)バッハ | ピノック 

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コメント一覧

1. Posted by yoshimi   2009年06月30日 11:40
こんにちは。最近ピノックの新録のパルティータを聴いて、古楽が苦手な私でも、全く抵抗なく聴けたので、他の録音も聴こうといろいろ探していたところです。
この記事を拝見して、これは絶対に聴かなければ!と思ってしまいました。ヴァイオリン協奏曲も入った協奏曲全集をオーダーするつもりです。

ピノックの演奏は、試聴しただけでも、テンポが速く躍動感があるのと、テクニックの切れの良さがよくわかります。チェンバロの音は柔らかさがあって綺麗ですし、オケの響きも軽やかで透明感があって良いですね。
ピアノ版ならペライアとカツァリスで聴いていたのですが、ピノックの演奏と比べると、やっぱり少し重いかなという感じがします。

ピアノの音の大きさに慣れているので、チェンバロの音がもう少し大きい方が細部まで明瞭に聴こえる気はするのですが、大きすぎるとガチャガチャとうるさく感じるでしょうし、このくらいのバランスがちょうど良いのでしょうね。
2. Posted by 和田   2009年07月01日 20:07
yoshimiさん、コメントありがとうございます。
ピノックのバッハ:ヴァイオリン協奏曲も名演で、溌剌とした生気がみなぎるなか、スタンテイジのヴァイオリンが高雅で繊細なソロを奏でて、ピノック/イングリッシュ・コンサートのバックも良く、すべての点できわめて水準の高い演奏と言え、安心して楽しめます。


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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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