2008年02月04日
グールドのバッハ(3)
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グールド/リトル・バッハ・ブックはグールドのバッハ入門盤。
さすがにグールドが自信を持って世に問うアルバムだけあって、ここに集められた21曲の小曲は、いずれもグールドのバッハの面白さを充分に聴かせる。
思えばこの天才ピアニストは、どれほど私たちがバッハにアプローチする幅を広く開けてくれたことだろう。
どの曲も実に見通しのよいバッハである。
今日のバッハ演奏はグールド抜きには考えられないが、その原点がここにある。
「平均律」はグールドの代表盤のひとつ。
グールドの弾くバッハは非常に表現の幅が広く、1曲1曲が個性的に仕上げられている。
解釈は伝統的形式や枠にこだわらず、聴き手の意表をつく着想の面白さがあり、常にバッハを見る自由な眼を感じさせるが、バッハの本質を実に克明・的確にとらえているところに、ユニークな面をもちながら、大きな感銘をもたらすグールドならではの凄味を感じさせる。
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