2008年02月06日

バーンスタインのショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第9番(旧盤)


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。

 

第5番は、バーンスタイン初のショスタコーヴィチ交響曲録音だった。

同曲をバーンスタインは2度録音しているが、これは最初のもの。

当時彼はニューヨーク・フィルの音楽監督に就任してから間もない時期で、41歳という年齢的な若さもさることながら、演奏には覇気のほとばしりや気迫のこもった英気が滲み出ているのが容易に見てとれる。

この第5番はその代表的なものだが、彼の得意演目であったこともあって、冒頭から高いテンションの演奏が展開されている。

誠実な姿勢で率直に演奏されており、楽天性が前面に押し出され、それだけに聴きやすく、わかりやすい音楽になっている。

時として粗削りな表現がむき出しになってしまうところもあるが、表現力はかえって増すようにさえ思える。

バーンスタインにとって、このベートーヴェンの第5交響曲にも相通ずるような"苦悩をつきぬけて歓喜へ"の理念を思わせるような作品への共感がより率直に表出されていたのは、この最初の録音であるかもしれない。

それは、彼が実質的にまだ若かったということなのであろうが、オーケストラとの間の緊張感も含めて、その演奏にはライヴに匹敵するような強い気迫が感じられる。

ムラヴィンスキーの峻厳なイメージとは異なり、解釈は自在で溌剌とした気風に満ちており、いつ聴いても新鮮な感動と興奮を覚えさせる名演である。

第9番は純音楽的な明るさが強調された表現だ。

聴かせ上手な演奏ともいえるが、ディティールの表現を無理のないテンポで着実に表しており、それがしたたかといえるほど線の確かな音楽を作っている。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 17:29コメント(0)トラックバック(0)ショスタコーヴィチ | バーンスタイン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ