2008年02月06日
カザルス・トリオの遺産
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今なお輝きを失わない真に気宇の大きな演奏で、これらの作品の最高の解釈のひとつといっても過言ではないだろう。
SPからの復刻であるにもかかわらず、古めかしさをまったく感じさせない。
改めて聴くごとに、新発見したような新鮮さを味わうことができるのだ。
「大公」はスケールを保ちながら、ロマン的に歌わせることにもポイントをおいている。
シューベルトでは、表情やリズムが決して型にはまらず自在さをもっており、3人がアンサンブルを楽しんでいるのがよくわかる。
第1,2楽章がその良い例だ。
メンデルスゾーンでは、ややセンチメンタルで微温的な趣は遠く背後に退き、彫りが深く品格の高い世界が浮かび上がってくる。
シューマンも即興的でたぎるような情熱を込めた演奏が展開されており、十分に聴きごたえがある。
是非一聴を薦めたい。
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1. オランダより、エンタメ・クラシック 塚谷水無子オルガン・コンサート 風のささやき [ La Dolce Vita 1/2 ] 2008年02月07日 00:06
25日、ミュージックジョイミヤモトの宮本ルミ子さんにご招待いただき、日本大学カザルスホールで、「オランダより、エンタメ・クラシック 塚谷水無子(みなこ)オルガン・コンサート 風のささやき」を楽しんだ。
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