2008年02月07日

デュトワのサン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」


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デュトワの「オルガン付き」は緻密な設計が素晴らしい。

性格的な表現や推移も見事で、デュトワは率直に感興を表明しており、音楽が知的に整いながらも決して冷たくなることがない。

管弦のバランス設定も極めて精緻で、巧妙だ。

モントリオール響のフランス的な感覚がよく出た演奏で、サン=サーンスの音楽のもつ色彩的な特色を打ち出した表現である。

デュトワ指揮モントリオール響は、「どのオーケストラよりもフランス的」と評されるように、透明なサウンドと精緻なアンサンブルは素晴らしく、気品の高い典雅な解釈で、あくまでこの曲がフランスの音楽であることを実感させる。

ことに素晴らしいのは木管楽器の音色で、そのデリケートな表情とまろやかな響きがオルガンと調和して、ビロードのような艶と肌ざわりをもったトーン・カラーをつくりあげている。

これほどかぐわしい気分に満ちたサン=サーンスというのも、珍しい。

サン=サーンスの音楽的本質をこれほど的確に理解した演奏は滅多に聴けるものではない。

「死と舞踏」も要所をしっかりと押さえ聴かせ所を心得た好演。

「動物の謝肉祭」は作品の多様性を明快・率直に表出し、そのまま伝えている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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