2008年02月07日

チョン・キョンファのサン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番、他


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サン=サーンスの第3番はチョン・キョンファのベストCDのひとつ。

この曲のフランス風のデリケートな感覚と、がっしりとした構成を、バランスよくあわせもった演奏である。

きわめて緊密な音楽づくりで、音楽の内面を深く掘り下げ、鋭く切り込んでいるのが特徴だ。

美しい音色で、情感豊かに、しかもほとばしるような情熱で弾きあげているところがすごい。

冒頭から異常ともいえる精神の充溢を実感させるその演奏は、きわめて高い芸術的感動を与えてくれる。

その表情の豊かさと大きさ、その情熱の凄まじさと生々しさ、それに対する女性的な優しさとデリカシー、まことに表現の幅が広く、以上すべてをチョン・キョンファ独特の体当たり的な弾き方で綴ってゆく。

ことに、第3楽章の有名な主題は、実にあざやかに歌わせている。

これくらい彼女の生の素晴らしさを伝えた演奏はなく、彼女の天才、その激しい情熱と雄弁な節回しを知るのには絶好のものといえよう。

フォスターの立派な立体感と音楽性も類例をみない素晴らしさだ。

現代にもこんなに精神的な演奏家が存在していることが嬉しくなるような、真の意味での名演といえる。

ヴュータンも曲は落ちるが演奏は全く同じだ。

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classicalmusic at 16:23コメント(0)トラックバック(0)サン=サーンス | チョン・キョンファ 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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