2008年02月13日

フルトヴェングラーの「エロイカ」(1952年スタジオ録音)


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これは数多いフルトヴェングラーのCDの中でも、筆者の最も好きなものの一つである。

まず、曲がすばらしく、指揮もオーケストラもベストで、かつ録音が優秀だ。

フルトヴェングラーの芸術を離れて、「エロイカ」という音楽を聴きたい時、筆者は躊躇なくこのCDを選ぶ。

EMIが行った正規のスタジオ録音なので、フルトヴェングラーの「エロイカ」の代表盤であり、たった一つ、ということになれば、当然これを採ることになるだろう。

もちろんモノーラル期のレコーディングだけに、そして英デッカの録音のような細部の生々しさを目指したものではないだけに、今の耳で聴くと彫りの浅さが気になるとはいえ、フィナーレ終結部のホルンのようにオン・マイクの部分もあり、全体に歪みがないのが何よりだ。

そして何よりも、演奏全体に漂う風格の高さを何にたとえよう。これこそほかの指揮者たちが束になっても敵わないフルトヴェングラーの宝なのである。

フルトヴェングラーの「エロイカ」は、他の指揮者のものよりさらに大きくテンポの動きをとって感動的にとらえた演奏である。

幽玄で重量感のみなぎったフルトヴェングラーの個性が実に強く出ている。

こうした音楽性の強い演奏に対しては、その中に沈潜する広い心の持ち主が必要ともいえる。

狭量ではうけとれない芸術の広さがあるからである。

これを単に主観的とか大袈裟な演奏といって訴けてしまってはならない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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