2008年02月14日
アルヴォ・ペルトの世界
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ソ連出身の異色現代作曲家アルヴォ・ペルトの本邦初の作品集。
ペルトは1935年9月11日エストニアのハイデ生まれで、音響技士の仕事のかたわらタリン音楽大学で作曲を学び、80年オーストリアに亡命した。
東方教会の単旋律聖歌に大きな影響を受け、ルネサンス音楽の手法を現代に生かした禁欲的な作風で知られている。
クレーメルやヒリヤード・アンサンブルなど多彩な出演者も注目される。
アルヴォ・ペルトの1970年代から80年代にかけてのこれらの作品では、東方教会の単旋聖歌の魅力を再発見し、切りつめられたモノフォニー、ヘテロフォニー的な素材に基づきながら、実に豊かで人間的な世界を切り開いている。
一見アルカイックに見えるペルトの音楽は極めて斬新で、ミニマルにおける反復が非表出性を意図しているのに対し、ペルトのそれは反復によって極めて表出豊かになっている。
なお当アルバムはソ連の反体制映画作家アンドレイ・タルコフスキー(1932-1986)を偲んで、と題されている。
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