2008年02月14日

カラヤンのヴェルディ:仮面舞踏会


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カラヤンの「仮面舞踏会」初録音で、最後のオペラ録音となったものである。

カラヤンは1989年夏にザルツブルグで当曲を上演する予定だったが、その直前に急逝し、舞台での指揮は果たせなかった。

カラヤンの指揮はいつにも増して、管弦楽の響きが文字どおり豊麗きわまりない。

ある時はズシリと下腹に響き、ある時は鋭いアタックとアクセントでドラマティックな緊張感を高め、ある時は肉声と一体になって抒情を大きく歌い出し、堂々とした足取りの中に、管弦楽と人声をフルに駆使した音楽のドラマを展開している。

グスターヴォ役のドミンゴも充実した歌唱でカラヤンの要求に応えている。

カラヤン最後のオペラ録音なので、つい終幕の死んでゆくグスターヴォ(これはスウェーデンを舞台にした版)に万感の思いなど聴きとってしまうのだけれど、むろんカラヤンにそんなつもりはなかったはず。

それでもカラヤンにとってのヴェルディの、いわば中核的作品である。

このオペラが最後になったのは、ただの偶然とは思えない。

実際、ここには音楽の力を主軸にして、さまざまな要素が集結する、カラヤン型ヴェルディの極致がある。

ドミンゴはその方向にぴったりだし、他の歌手陣だって、ちゃんと自分の責任を果たしている。

指揮者がつくり出すヴェルディ。ここまでくると、好き嫌いを言うのは後回しにするほかない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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