2008年02月18日
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
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戦後最大の歌手といえば、恐らく、ほとんどのひとが彼、フィッシャー=ディースカウの名前をあげるだろう。
それほどまでに、彼は幅広い分野(リート、オペラ、宗教曲など、声楽すべての分野に及んでいる)で獅子奮迅の大活躍をし、また膨大な数にのぼるレコーディングをおこなっているのである。
このような歌手は、これまでに存在しなかったし、今後も容易にはあらわれないであろう。
彼は1925年ベルリンで生まれている。父親は高名な教育家で、家庭はゆたかな芸術的雰囲気に満ちていたという。彼自身、芸術一般に対して強い関心をもつ少年であった(彼は画家としても玄人はだしであり、文筆もよくすることは、広く知られているところだ)。
早くから声楽家としての才能を開花させ、戦後、本格的に歌手として活動するようになる。
フルトヴェングラーをはじめとする多くの音楽家、その他文化人などと出会うことで、彼はいっそう大きく成長。大歌手への道を邁進することになる。
彼の数々のディスクは、いずれも比類ない名盤の誉れ高いものばかりだし、各種の舞台においても、今では語り種となっているような名舞台の数も限りない。
まさに、彼の栄光は、歌うことの栄光そのものといっても、決して過言ではないだろう。
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