2008年02月20日

音楽ジャンルを超越した名盤


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読者の方は私をクラシック一辺倒の固い人間だと感じてらっしゃるかもしれないが、実は人知れずビートル・マニアでもある。

「ザ・ビートルズ/サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は、1968年にビートルズが打ち立てた、音楽ジャンルを超越した一枚。

テープによるマルチ・トラック録音、LPサイズによるコンセプト・アルバムなど、この時代を代表する方法論が全面に打ち出され、さらにロックを基盤としながらクラシックやジャズや民族音楽や現代音楽など様々な音楽要素を万華鏡のようにちりばめたトータル・アートの指向が全編に満ちている傑作である。

もっとも、本人たちはそう大層なことをやろうと思ったわけではなく、ちょっとみんなを驚かそうという遊びのつもりだったのかもしれない。

しかし、結果的にはクラシックとかポップとかいう次元を越えた20世紀を代表する名作の一つとなった。

ロックがクラシックの音楽家にも一目置かれるようになったのも、このアルバムがきっかけ。

クラシック音楽のブログにロックの名盤を混入させたのは、そんな理由から。

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classicalmusic at 23:44コメント(6)トラックバック(0)筆者のこと  

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コメント一覧

1. Posted by gkrsnama   2010年02月28日 13:36
ビートルズは、立派なコード進行を持っていて、半音階進行やら不協和音やルール破りの転調やらがなくて、いまだにモーツアルト−−(C用語で一個引くの意)に聞こえます。こういうのは全面的に駄目。ポピュラー音楽のベストヒット集を聴くとこういうのばかりです。

でもポピュラー音楽だってホリーコールのように半音階進行を使ったりモンクのように復調使ったりする人はたんまりいますよ。大体に今のJAZZは無調と旋法の世界ですよね。こういうのを聞くとドキドキする。

逆にへヴィメタは(アルボペルト同様に)完全に三和音の力に依拠しています。こういうのもいいなあ。(ライブは音質が悪すぎて駄目、音盤しか聴きません。)
2. Posted by ongakutoha   2011年01月17日 16:52
5 あれ、コメントが1しか無いゾ。と覗いてみたら…こうゆうことか。

ビートルズの魅力って、意外と説明しづらいですよね(笑)

ギター、ドラム、ヴォーカル、それぞれの分野でわけてしまうと上には上がいるし。高校の頃、クラプトンとビートルズをバカにされてすごく悔しくて、でも言い返せなかった事を思い出します。

今の自分の解釈では、ビートルズの魅力の源は「コラボレーション」による独自性にあると思ってます。

ブルース的な曲を、重くなりすぎずに強烈なインパクトを持たせるためにロックンロールの疾走感をもたせたTaxman、バロック的なピアノソロとポップバラードを融合させたIn My Life、ロックに、それもボーカルに対位法という概念を持ち込み、その特徴をポールとジョンという強烈な個性で活かしきったI've Got a Feeling、etc…

やっぱりプロデューサーの力も大きかったと思います。あれだけのバリエーションの曲に対してそれぞれの存在理由に合わせたアレンジができるのですから。

いつまでも古くならない理由としては、ルーツミュージックをコラボさせることで脈々と受け継がれてきた「何か」を利用し、流行と隔絶させることに成功したこと。また、ポールは音楽センスで、ジョンは心で、誰もやったことのない事をやってのけたことが、ビートルズの永続性を支えているのだと思います。
3. Posted by 和田   2011年01月17日 22:14
私がまだクラシック音楽しか興味のなかった頃に、同じサークルの先輩が「ビートルズなら観賞に堪えるよ」と勧められて、赤盤、青盤を買って聴いて以来、ビートルズの虜となり、正規盤ディスクを全て買い占め、カラオケでも歌うようになり、今日まで新鮮さを失うことなく聴いています。

ビートルズの素晴らしさは、ongakutohaさんのコメントに言い尽くされています。

おそらくは死ぬまで、私を魅了し続け、青春の日々を思い起こさせてくれることでしょう。
4. Posted by ongakutoha   2011年01月18日 20:05
「言い尽くしている」ことは多分無いと思います。それをしちゃうと私の音楽の旅の半分は終わってしまうようなものなので。。

ビートルズは、私にとって「道」です。クラシックにおけるベートーヴェンと同じくらいに意味がある。

私に素晴らしい音楽を与えてくれ、時に叱咤し、時に励まし、自分に夢を与えてくれた友人達。その入り口であり、出口であり、そこへと続く果てしない「道」。

真剣に音楽にぶつかった人達の遺した「音」には、彼等の魂が宿っている。
POPもROCKもクラシックも、それに変わりは無い。

音楽とは何ぞや?

音楽とは「人」である。

では、「人」とは何ぞや?


優れた感性を持った芸術家の作品が、それを黙示している。

私は、そう思います。


昔は、優れた才能をもつ音楽家の進む道といえばクラシックだった。

そこにもう一本、新たな素晴らしい道を切り拓いた功績は大きい。
5. Posted by gkrsnama   2012年07月14日 04:37
音楽は感性的なもの。私はモーツアルトあたりで確立された近代西欧の音に耐えられない耳を持っていますので、それを無邪気に実践しているビートルズ(例えばモーツアルトにさえあるような破調がない)には耐えられない感じを持つのです。

とはいえ、このところ思うのですが、やはりクラシックよりロックの方が、人生に寄り添えているのではないかということ。ミュージシャンに人生を音楽にぶつけるという意味で表現意欲があるのではないかということ。オケメンとバンドメンを比べればすぐわかりますよね。

ただし、クラシックにはロックにない「沈黙」「静謐」もありますし、今更ロックを沢山きこうなどとは思いませんが。経験的にいえば、沈黙性や静謐性は、売るための芸術ではなく、神とか死とか「音楽そのもの」とでもいうような絶対的なものと、たった一人で対決する場面ででてくるようです(例えばバッハやモーツアルトやベートーベンの最晩年の音楽やバルトークやオケゲム)。こういう感性はロックには無縁でしょうね。

ともあれ今の文化問題は、戦後ずっと闘われたような高級文化vs大衆文化とは位相が変わっているように思います。今、圧倒的な影響力を持っているのは、サブカルです。そして形容詞としてのポストモダン。(このところの文学研究というとマンガやアニメばっかりなんですよ……ちょっと大げさかな)。こういうのはクラシックの演奏のされ方や受容のされ方にも影響を及ぼしているようです。だからビートルズが革命的であったのは、たぶんもう昔なのです。

6. Posted by 和田   2012年07月14日 05:21
音楽は文字通り楽しんで聴くべきであり、gkrsnamaさんのように主観的に理屈をこねくりまわして、例え仰ることが正しくても、読む方の心証を害します(私の友人もそう感じてます)。
なにか仰りたいことがあれば、短文でスパッと切れ味のよい、読んでいて面白くなるようなコメントをお願いします。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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