2008年02月21日
生命を吹きこむ独自の語法〜レナード・バーンスタイン
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私がクラシック音楽に目覚め始めた1980年代にその生涯の最高の時期を迎えていた指揮者をひとり挙げるとしたら、迷うことはない、レナード・バーンスタインの名前を挙げよう。
ウィーン・フィルのライヴによるブラームス全集の密度の高い演奏、やはりシューマンの全集、また新しいマーラーの全集、自作自演のCDなど、まさに生涯のピークに至っていた観があった。
指揮者として、またジャズ等のイディオムを生かした交響作品の作曲家として高名な彼は、また、大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの古典的名作「ウェスト・サイド・ストーリー」の作曲者でもある。
「現代のルネサンス人」等と呼ばれながらも、彼は器用なだけの万能人ではない。
彼の演奏は感情過多だとか、指揮のジェスチュアが大げさだとか言うのは簡単だ。
しかし彼に肩を並べる程に瞬間瞬間に音楽の中に生きる指揮者は、歴史的に見ても数える程しかいない。
彼はひとりひとりのプレーヤーを最高度にまで生かしながら総体としての合奏を豊かにかたちづくっている。
ひとつひとつの音が、フレーズが、自然に歌っている。
無理強いなどひとつもせずに、彼の演奏はただならぬ高揚から狂気的乱舞にまで至るのである。
せっかく同じ時代に生みあわされているのだから、これを見逃さずには、いや聴き逃さずにはいられなかったのだが…。
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コメント一覧
1. Posted by Kero 2008年02月21日 13:18

体系的かつ網羅的に、クラシック音楽をご紹介されていて、大変面白くかつ参考になるブログですね。
これからも拝見させていただきます。
2. Posted by 和田 2008年02月21日 13:39
ご来訪ありがとうございます。
また度々のぞきに来て下さい。
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