2008年02月23日

カラヤンの「メリー・ウィドウ」とスッペ/序曲集


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演奏・選曲ともに良く、大変楽しいアルバムだ。

一般にオペレッタといえば軽く見られがちで、確かに軽薄な二流作品も多いが、レハールの「メリー・ウィドウ」は、多くの傑作オペラと肩を並べる傑出した作品である。

カラヤンとベルリン・フィルの演奏は、文字どおり艶麗瀟洒のきわみで、この曲がJ.シュトラウスの「こうもり」にも比肩する生命と魅惑を持っていることを痛感する。

カラヤンの演奏は音だけで舞台を見るような興奮とロマンに誘う稀有の名演である。

私はカラヤンは交響曲よりもオペラにその芸術性をいっそう濃密にあらわしていたと信じているが、なかでも「メリー・ウィドウ」のような曲では、その官能的でしなやかな音の浮遊と色彩の魅力を完全に発揮している。

例えば第3幕との間奏にあの有名な「ヴィリアの歌」の旋律が再現してくるところなど、息を呑むほどの艶やかさである。

その青春のこぼれるようなロマンは、潤いに満ち、ほかに名演といわれるいくつかの演奏を圧倒する。

数多いカラヤンの録音のなかでもベストのものに数えたいし、コロ、ハーウッド、ストラータスなども楽しませてくれる。

スッペでもカラヤンはこうした軽い曲の演奏にも決して手を抜かず、全力投球している。

ここに彼の偉大さがあり、人気の秘密があったのだ。

曲想を十全に表出した「軽騎兵」、ワルツ風の旋律の美しさの光る「詩人と農夫」、速めのテンポで鮮やかにまとめた「美しきガラテア」など、それぞれ胸のすくような快演である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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