2008年03月01日

カラヤンのハイドン:オラトリオ「天地創造」


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旧盤はカラヤンが完璧な技術を超えたところで、率直な人間ハイドンの神への感謝を受け取り、そこに作為を施さずに、音楽の命ずるままにハイドンと共働している。

緻密な描写力と、多分にシンフォニックだが各楽器の音色の絶妙な融合には、さすがにカラヤンの目配りの精緻さがある。

丁寧な音作りで、美しい音像としては最高。

オーケストラとコーラスは譜面に忠実にしかも説得力のある音楽を奏でている。

独唱陣はヤノヴィッツが清澄な声で天使ガブリエルを歌い、ベリーのラファエルも広い声域を駆使してアリアを立派にこなしている。

ウリエルは、ヴンダーリヒの不慮の事故死によりクレンに代わったが、これがヴンダーリヒの最後の録音となった。

合唱はまったく危な気なく、フーガなど見事な構築ぶり。

新盤は"ハイドン生誕250年"を記念して、1982年のザルツブルグ音楽祭でおこなわれたライヴ録音である。

これは、神々しいほどの輝きを放つ、歴史的名演である。

旧盤も壮大な名演だったが、この演奏は、前回とはやや異なり、この曲のもつ古典的な造型の美しさを表出している。

ウィーン・フィルのしなやかな響きにもひかれるが、合唱が圧倒的にうまく、各部の最後のフーガを巧みに歌い上げていて聴かせる。

独唱者ではマティスがよい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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