2008年03月03日
バレンボイムのモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番
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映画「アマデウス」で、モーツァルトがウィーンの町を馬車に乗って走ってゆくシーンに使われたのが、この「K.482」のフィナーレである。
場面も明るく、音楽も明るいが、みていると哀しいという、本当に印象的なシーンだった。
明るければ明るいほど、なぜかモーツァルトは哀しくなる。
この無邪気なロンドに対比される第2楽章は比類もなく寂しい嘆きの歌。
バレンボイムの旧盤の演奏には、モーツァルトの愉悦と魅惑、そして痛切な哀しみと孤独感のすべてがある。
前者の例としてフィナーレ、後者の例として第2楽章のアンダンテが挙げられる。
ともかく全曲にわたって雄弁を極めた、最も天才的なモーツァルトがここにある。
本当に宝物のような、名曲の名演奏といえよう。
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2. アマデウス ディレクターズカット [ のほほん便り ] 2008年03月03日 18:07
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