2012年04月04日

フルトヴェングラー&北ドイツ放送響の「ブラ1」(1951年ライヴ)


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1951年10月27日、ハンブルク・ムジークハレでのライヴ録音。

フランス、ターラ社が発行しているフルトヴェングラーのコンサート・リストによれば、1951年〜52年のシーズンの前半は主にウィーン・フィルとのツアーが行なわれ、フルトヴェングラーはその合間を縫って各地で客演している。

その際、10月27日にはハンブルクに立ち寄り、戦後結成されたばかりの北ドイツ放送交響楽団を振っている。

これは最もフルトヴェングラー的な快演といえるもので、この指揮者の全CD中でも屈指の名演である。

フルトヴェングラーの演奏がライヴとスタジオ録音で、別人のように異なる場合があるのはよく知られているが、珍しくハンブルクの北ドイツ放送交響楽団に客演したこのブラームスは、フルトヴェングラーも好調で、オケと一体になっており、この指揮者のライヴのなかでも燃えに燃えた演奏である。

冒頭の凄絶ともいえる強烈なティンパニの打ち込みや威風堂々としたテンポには、すべての聴き手が圧倒されるだろう。

序奏から異常なほどの高揚感に包まれ、全オーケストラが、まさに神がかりといって言い過ぎではない、熱っぽい演奏を繰り広げている。

第1楽章ではアゴーギクがきわめて大きく、作品の劇性をぎりぎりのところまで表現している。

第2楽章は感興が限りなく湧き上がるような表現で、感動的な音楽を聴かせる。

終曲も一句一節の彫りが深く、音楽が波のうねりとなって熱狂的に起伏し、しかも悠揚と歌う表情がすばらしい。

指揮者の気迫と響きの密度はほかのどのCDよりも凄まじく、濃厚な音のドラマが展開されてゆく。

これぞ、とてつもないフルトヴェングラーの魔法。

この曲の数多い演奏でも特筆すべき名演である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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