2008年03月05日

カラヤン&ベルリン・フィルの「シェエラザード」「イタリア奇想曲」「1812年」


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「シェエラザード」というのは、「アラビアン・ナイト(千夜一夜物語)」の中に登場する才色兼備の王妃の名前である。

この曲はリムスキー=コルサコフが「アラビアン・ナイト」のもつ雰囲気を音楽としたもので、全4楽章からできている。

カラヤンはロシアものも大変巧かったが、この「シェエラザード」演奏などそのよい例だ。

カラヤンの演奏は、冒険をスリルと残虐と官能とが入り混じった「千夜一夜物語」をそのまま音で描きあげた絢爛たる絵巻物だといってよい。

全編をシンフォニックで華麗に仕上げながらも、そこに東洋的なムードを巧みに盛り込み、音による豪華絢爛たる絵巻を繰り広げている。

また《近代オーケストレーションの大御所》といわれたR=コルサコフの多彩な管弦楽法の特色をカラヤンは万全に表出している。

それほどカラヤンは、この曲の持ち味というものを的確につかんで表現している。

同時にオーケストラの技術のうまさにもほとほと感心させられるし、ヴァイオリン・ソロのシュヴァルベも錦上花を添える素晴らしい演奏。

ことに劇的にまとめた終楽章は圧巻だ。

併録のイタリア奇想曲や大序曲「1812年」も、カラヤン唯一の録音であるが、これまた全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏の凄さを感じることが可能な素晴らしい名演だ。

カラヤンは、大序曲「1812年」において、冒頭にロシア正教による合唱を付加している。

さらに終結部にも付加すればより効果的であったのではないかとも思われるが(デイヴィスやマゼールなどの演奏に例あり)、十分に堪能できる名演であり文句は言えまい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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