2008年03月08日

意志の音楽〜オットー・クレンペラー


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クレンペラーの演奏には、大きな長所と、反面、大きな欠点があることがわかる。

また、彼の残した録音にはかなりの出来不出来があることも、わかってくる。

しかし、どの録音からも共通して感じられるのは、精神的な重量感とでもいうべきもの、ひたむきな求道心とも呼ぶべきものである。

例えばベートーヴェンの交響曲第7番の冒頭の和音を聴いただけで、これから進められるのが生半可な娯楽や慰安の音楽ではなく、人間の生きる努力と結びついた厳粛な営みであることが、ただちに感じとられる。

そこにはいつも、倫理的な緊張感が漂っている。

一言でいえば、クレンペラーの音楽は、「意志の音楽」であると思う。

たくましい、意志の音楽。

それも、並の人間をはるかに超えた、巨人的で根源的な意志の音楽である。

その意味でクレンペラーの個性は、作曲家でいえばベートーヴェンに近いところがある。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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