2008年03月11日

マーク&ロンドン響のメンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》


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マークはこの録音によって名高い指揮者で、《スコットランド》といえば、マークの名が出るほど、昔からこの曲を得意にしていた指揮者である。

《スコットランド》の名盤というに留まらず、レコード史上に燦然と輝く金字塔である。

録音がやや色褪せているのが残念だが、演奏は大変素晴らしく、とりわけ弦楽器の響きが繊細で艶があり、細部の表情も丁寧に行き届いていて美しい。

《スコットランド》は冒頭の序奏からしっとりとした風情があり、細やかな表情の間から漂う哀愁が心を打つ。

主部に入るとさらに堂々とした力強さが加わって、この曲のロマン主義的魅力を余すところなく伝えている。

全体にゆったりとしたテンポで、深々と旋律をうたわせており、作品のもつ幻想的で哀愁にみちた味を、ごく自然に表出しているところにひかれる。

マークとロンドン響の《スコットランド》が優れているのは、聴く人の胸に初恋のときめきに似た甘く切ない心を呼び起こすところにある。

これは、テンポがどうだとか、どこにアクセントがあるとか分析しても始まらない。

マークの純粋な感性が、メンデルスゾーンの魂の波動と重なり合って、奇跡のときを生んでいる。それをともに体験するだけだ。

「真夏の夜の夢」は繊細な中にもメリハリの効いた秀演である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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