2008年03月13日

フランソワのドビュッシー


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フランソワは最晩年にドビュッシー/ピアノ曲全集の録音に情熱を傾けたが、未完のままに終わった。

この「前奏曲」は、磨かれたピアニズムが線の明澄な音楽をつくっている。

フランソワは個性的な解釈で、例えば「アナカプリの丘」など、強弱の指示を大きく変更しており、各曲とも自由な表情づけが随所に行われているが、それが彼の場合は生き生きとして音楽的なのだ。

フランソワの音楽はフランスのエスプリそのものだ。

このフランソワのヒューマンな柔らかい響きによる演奏を聴くと、神経がほぐされるような気持ちになるから不思議だ。

例えばフランソワのフォルティッシモは、決して無機的に強度を強調するものではなく、ここではふくよかな《音》そのものがすでに音楽的なのだ。

ただ「映像」の第2集では、曲に濃厚な色彩があり、曲の趣を若干違ったもののように感じさせる。

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classicalmusic at 18:51コメント(2)トラックバック(0)ドビュッシー | フランソワ 

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コメント一覧

1. Posted by La fontaine   2008年03月14日 10:34
5 フランソワのドビュッシーはすばらしいですね。録音がほとんどの場合、「一発撮り」だったらしいので、それを考えると奇跡だと思います。近年、デジタル技術が発達して、音楽も「加工品」になりました。そうしたことのまだ無かった(少なかった)時代の演奏には、現代の音楽が失ったなにか大切なものを感じます。
2. Posted by 和田   2008年03月14日 12:02
コメントありがとうございます。
昨夜まで3日間BShiで現代のピアニストによるピアノ番組をやってたのですが、満たされませんでした。現代のピアニストが失ってしまった何か大切なものをフランソワを聴くことで満たされるのです。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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