2008年03月15日

ジネット・ヌヴーの天才性


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1949年、わずか30歳の若さで飛行機事故に散ったジネット・ヌヴー(1919-1949)の事故1ヶ月前の文字通りの最後の録音。

ヌヴーの力強い精神と繊細な感情を備えた演奏がスケールの大きい演奏を生み出す。

ヌヴーのソロは独特の閃きに満ち、しかも魂の高潔さや第一流の演奏家だけがもつ格調を漂わせている。

このブラームスも明確なフレージングで演奏しながら、流麗な感触を漂わせており、楽器を完全に弾き切っていることが演奏に余裕をもたらしている。

第1楽章での表情の変化や、第2楽章での高いものに向かって羽ばたこうとする純潔さと、想像力豊かな個性を感じさせる温かな言葉、そして緊迫したフィナーレなど、聴く者を強く感動させずにはおかない。

ドラティの指揮も、スタイルの古さを感じさせる箇所はあるが非常に立派。

ベートーヴェンは、ヌヴーがスタジオ録音を残さなかっただけに貴重な記録である。

潤いのある音色が引き締まった表情と結びついて、冴えた気分と強い感情移入を生み出す。

スケールの大きさと優美な情感を兼ね備えた演奏は、この曲にふさわしい威厳と品位を感じさせる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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