2008年03月17日

名手ユボーのフォーレ/ピアノ作品全集


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フランスの名手ユボー(1917-1992)は、すでに1969〜70年にかけてフォーレの室内楽全集(エラート)を完成しているが、意外にもソロ作品はこれまでまったく録音してなかった(協奏作品のバラードのみ1981年にジョルダンと録音している)。

ピアノ・ソロ作品としては、このフォーレ以外では、わずかショーソンとデュカスのみ録音し、世を去った。

まことに玄人好みのスペシャリストであった。

これは、室内楽奏者として高い評価を得ていたユボー晩年の、満を持してのフォーレ/ピアノ作品全集録音である。

70歳を越える年齢ながら鍛え抜かれた指さばきには破綻がなく、曲それぞれの味わいを的確に伝える理解の深さはさすがだ。

ペダルをほどんど用いない清潔な音作りの「夜想曲」、リズミカルな軽やかさが印象に残る「舟歌」、艶やかな「ヴァルス・カプリス」や渋口だが味わいが尽きない「前奏曲集」など、すべての曲が最上の姿を与えられている。

これほど純粋な高みに身を置く名演は至難の業だろう。

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classicalmusic at 14:13コメント(2)トラックバック(0)フォーレ  

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コメント一覧

1. Posted by ゆうパパ   2010年08月22日 20:14
フランスにユボーやドワイヤンのようなピアニストがいたことは羨ましい限りだと思います。
このLPも宝物ですが、エラートの日本プレスのLPは今ではただ同然で手に入りますので、私のようなアナログ派にはありがたい時代です。
2. Posted by 和田   2010年08月22日 20:32
私も宝物のようなアルバムだと思います。
私はCDでしか聴きませんが、LPで聴くと独特の雰囲気がありそうですね。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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